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涙そうそう


  古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた
  いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ
  晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔
  想い出遠くあせても
  おもかげ探して よみがえる日は 涙(ナダ)そうそう

  一番星に祈る それが私のくせになり
  夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す
  悲しみにも 喜びにも 想うあの笑顔
  あなたの場所から私が
  見えたら きっといつか 会えると信じ 生きてゆく

  晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔
  想い出遠くあせても
  さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう
  会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう


つい先日、この歌が23歳で突然亡くなった兄を偲んで作られたものだと知った。
でも歌は、この歌のようなすてきな歌は、作られた背景から抜け出して、普遍的なものになる。

ある人は、夏川りみが唄うと<別れた恋人を想う歌>に聴こえ、BEGINが唄うと<望郷から友を想う歌>に聴こえる。そして、森山良子を聴くと幼くして亡くなった息子を思い出すという。生きるための応援歌なのだそうだ。

歌は、唄い手によって、聴く人によって、それぞれ、その時々違うものになる。

わたしは夏川りみのうたが好き。具体的なイメージが湧いてくるわけではないが、あたり中に情感がたちこめ、その渦の中にどっぷり浸かって陶然となる。

by mamineko110 | 2006-07-15 01:52 | 音楽